
辻内智貴のベストセラー小説を原作に、伊勢谷友介が『カクト』以来およそ8年ぶりにメガホンを取ったヒューマン・ドラマ。謎めいたドライブインの店主の男と、彼とその周囲の人々に惹(ひ)かれて店で働くようになった青年の触れ合いを通し、一筋縄ではいかない人と人とのかかわり合いが描かれる。『サヨナライツカ』の西島秀俊、『モテキ』の森山未來と新井浩文など、実力派、個性派が顔をそろえる。深遠なテーマを秘めたドラマもさることながら、雄大な自然美をあますところなくとらえた映像も魅力的だ。投げやりに就職先を決めて、自転車による一人旅に出た大学生(森山未來)。だが、その途中で事故を起こしてしまい、旧道沿いにあるドライブインHOUSE475に立ち寄る。寡黙ながらも真理を突いたことを話す店主の
セイジ(西島秀俊)と、店に集うユニークな客たちに魅了され、彼は住み込みで働くように。これまでに得たことのない充足を店での生活に感じ、より
セイジのことを知ろうとその周辺を探っていたある日、思いもよらぬ事件が起きてしまう……。
![スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ / 松浦亜弥 [DVD]](http://item.shopping.c.yimg.jp/i/g/felista_00000690909)
超人気アイドルとして活躍するかたわら、女優としても着実にキャリアを積み上げつつある松浦亜弥映画初主演作。斉藤由貴、南野陽子と、歴代のアイドルたちが演じてきた「
スケバン刑事」のヒロイン“麻宮サキ”が、20年近い時を経て、ついにスクリーンに復活。『バトル・ロワイアルII』『同じ月を見ている』でのアクションシーンが高い評価を得た深作健太が監督を務め、アイドル“あやや”にワイルドな変身を遂げさせた。麻宮サキの前に立ちはだかる、最大のライバル秋山レイカを演じる、元モーニング娘の石川梨華の徹底した悪役ぶりも楽しめる。奔放な母親(斉藤由貴)がFBIに逮捕され、ニューヨークから日本に強制送還されてきた麻宮サキ(松浦亜弥)。アメリカの警察も手を焼くほどの“スケバン”であるサキは、特務機関の担当官、吉良(竹内力)に引き渡される。そこで、サキが受けた指令は、母親を釈放させる代わりに、未成年特命捜査官として働くというものだった……。

20人vs.巨大組織…息を潜め、時を待つ。狙うは幹部の命のみ!!岡山の町で、小さいながらも一本独鈷を貫いてきた木元組。若頭・京極晃(木村一八)が必死に守ってきたシマも、関西共和会をバックに持つ宮本会の激しい侵攻に遭っていた。しかし、侠は黙っていなかった。京極の兄貴分であり、組長代行の箕島(小沢仁志)は、宮本会の幹部暗殺を決意。京極もまた、最前線に立つのだが、計画は失敗し、箕島は自ら警察に出頭、逮捕されてしまう……。

一本独鈷では生きていけない・・・移り変わる任侠の世界に翻弄される兄弟盃!木元組若頭・京極(木村一八)は、抗争を治めるため、“一本独鈷”の信念を曲げ、風間組傘下に下った。全ては、組を護るためであり、尊敬する兄貴分・蓑島(小沢仁志)も理解してくれると信じ、年月を過ごしてきた。しかし、出所し現状を知った箕島からは、「ワシは、昔の木元組に戻すまでや」と言い放たれてしまう。京極の想いに逆らうように、暴走する蓑島。黙っていることの出来ない京極も遂に動き出し…二人の“譲れない侠気”が激しく衝突する、極道エンターテインメント
完結編……。

30歳を目前に人生に行き詰まった幼なじみ2人が1人の女性に恋をする人間ドラマ。癖のある登場人物たちの風変わりな日常をさらりと描く。劇団“大人計画”でお馴染みの個性派俳優荒川良々がついに映画初主演を果たし、とぼけた主人公を好演。その友人役に岡田義徳、彼らがあこがれるヒロイン役に木村佳乃と豪華なメンバーが顔をそろえる。等身大の登場人物たちの成長ぶりも心地良く、楽しそうなエンドロールについ顔がほころんでしまう。29歳の植木職人照男(荒川良々)の趣味は、人を脅かして楽しむこと。だが幼なじみでサラリーマンの久信(岡田義徳)に、いい年をして悪趣味だと非難されケンカになる。そんな折、久信は仕事の面接であかり(木村佳乃)という女性を採用するが、あまりの不器用さですぐに首にし、続いて照男の実家の古本屋に紹介する……。